歩いていると靴のヒールは必ず削れて減っていきます。中には「このヒールの削れ方って歩き方に問題があるんじゃ……?」と不安に思っている方もいらっしゃいます。具体的に見ていきましょう。
◆ヒールの「外側」から削れている→健康!
よく誤解されるのが「ヒールの外側から削れる」パターン。これは歩き方が正しく、健康の証しです。足の骨は「外側から」積まれており、きちんと歩くと靴の外側から削れていきます。例えば、HOKAなどのウルトラマラソン用の靴は新品の状態からすでに「ヒールの外側」が削れたように傾斜がついています。外側が削れすぎると歩きづらくなり、見栄えも悪いので、ヒールが減ってきたら修理に出しましょう。
◆ヒールの「真ん中」から削れている→サポートが必要
一方、ヒールのど真ん中や内側から削れている場合、足か靴のどちらかに問題がある可能性があります。「ヒールの真ん中」から削れていると、「外反足」の疑いがあります。外反足になると全身の重みを受けきれず、疲れやすくなります。外反足を改善するには、ニューバランスのインソールなどがおすすめです。
◆ヒールが全然減っていない→危険かも
ヒールが減らずに前半分だけが減っている場合、歩き方に問題があります。特に重い荷物を持ち続ける子供や、ヒールの高い靴に慣れている人に多く見られます。このような場合、ムーンスターの「バランスワークス」など、カカトから自然に着地できる靴が有効です。
ヒールの減り方に注意して、適切な対策を取りましょう。